仕事をこなすだけで不安になる理由|新卒3年目でこのままでいいのか悩む人へ

仕事をこなすだけで不安になる若手会社員のイメージ画像 仕事の不安・将来の悩み

ちゃんと頑張っているのに、不安になることがある

仕事をサボっているわけじゃない。

与えられた仕事には向き合っている。
期限に間に合うように動いている。
上司から言われたことも、できるだけちゃんとやっている。

それなのに、ふとした瞬間に思う。

「このままでいいのかな」

「自分は本当に成長できているのかな」

「今の仕事を続けて、自分に何が残るんだろう」

そんな何とも言えない不安がある。

でも、はっきり限界というわけでもない。
会社に行けないほどではない。
今すぐ辞めたいわけでもない。

だから、つい放置してしまう。

自分もそうだった。

与えられた仕事には、かなり必死に向き合っていた。
手を抜いていたつもりはない。

でも今振り返ると、危なかったのはそこだった。

危ないのは、頑張っていない人だけじゃない。

必死にやっているのに、
自分で考えていない人も危ない。

「仕事をこなすだけ」は、サボっていることではない

まず前提として、仕事をこなすだけの人が悪いと言いたいわけではない。

むしろ、真面目な人ほどそうなりやすいと思う。

目の前の仕事を終わらせる。
ミスしないようにする。
上司に怒られないようにする。
周りに迷惑をかけないようにする。

それ自体は大事なことだ。

特に若手のうちは、まず与えられた仕事をやり切ることが求められる。
自分もそう思っていた。

だから、必死にやった。

でも問題は、そこから先だった。

ただ終わらせることだけが目的になると、仕事が自分の中に残らない。

何のための仕事だったのか。
誰の何を良くする仕事だったのか。
自分はそこで何を判断したのか。
次に同じ仕事をするとき、何を変えられるのか。

そういうことを考えないまま進むと、
仕事は終わるのに、自分の中に何も積み上がっていかない。

これが怖いところだと思う。

自分も、与えられた仕事には全力だった

自分も、当時はかなり必死だった。

与えられた仕事は全力でやっていた。
適当に流していたつもりはない。

1個上の先輩の後を追うように、なんとかついていこうとしていた。
周りに置いていかれたくなかったし、評価も落としたくなかった。

上司からも、一定の評価はもらえていた。

「よくやっているよ」

そう言われることもあった。

その言葉に安心していた。
少なくとも自分は大丈夫なんだと思っていた。

でも今思うと、その評価に満足していた。

自分で考えることよりも、
「上司から見てちゃんとやれているか」
の方を気にしていた。

当時の自分は、仕事をしているつもりだった。
頑張っているつもりだった。

でも、本当の意味で仕事を理解していたかと言われると、そうではなかった。

自分の言葉で説明できない仕事は、自分の土台になっていなかった

違和感が出てきたのは、2年目の中盤を過ぎた頃だった。

報告やプレゼンをするときに、
自分の言葉で話していないことに気づいた。

資料に書いてあることを読む。
誰かが言っていたことをなぞる。
それっぽく説明する。

でも、深い質問が来ると詰まる。

「なぜそう考えたの?」
「他の選択肢はなかったの?」
「この結果をどう見ているの?」

そう聞かれると、うまく答えられない。

自分が中心として進めるべき仕事でも、
自分では何も進められないことがあった。

誰かの指示がないと動けない。
判断を求められると止まる。
自分の意見として話せない。

そのときに思った。

「自分は一体、何のスキルが身についているんだろう」

仕事はしていた。
時間も使っていた。
必死にやっていた。

でも、自分の中に残っているものが見えなかった。

自分の言葉で説明できない仕事は、
自分の土台にはなっていなかったのだと思う。

「よくやっている」と言われるだけで安心していた

当時の自分は、上司からの評価にかなり安心していた。

「よくやっている」
「頑張っている」

そう言ってもらえると、
自分は間違っていないと思えた。

もちろん、評価されること自体は嬉しい。
頑張りを見てもらえるのはありがたい。

でも、他人からの評価と、
自分の中に土台ができていることは別だった。

上司に評価されていても、
自分で仕事の目的を理解していなければ、判断はできない。

頑張っているように見えても、
自分の言葉で説明できなければ、自信にはならない。

言われたことをやり切れても、
自分で何をすべきか考えられなければ、壁にぶつかったときに止まる。

自分はここを勘違いしていた。

評価されているから大丈夫。
頑張っているから大丈夫。
辞めずに続けているから大丈夫。

そう思っていた。

でも実際には、自分で考える力が育っていなかった。

仕事をこなすだけだと、環境が悪くなったときに逃げ場がなくなる

仕事をこなすだけでも、平和な環境ならなんとかなる。

上司が助けてくれる。
先輩が方向を示してくれる。
失敗してもフォローしてくれる。
自分が深く考えなくても、仕事が回る。

でも、環境が悪くなったときに一気に苦しくなる。

自分で判断できない。
自分の強みが分からない。
他で通用する気がしない。
相談しても、何が問題なのか整理できない。
逃げてもいいのか判断できない。

そうなると、苦しい状況でも耐えるしかなくなる。

さらに悪いことに、否定され続けると、
「環境がおかしい」ではなく、
「自分がダメなんだ」と思いやすくなる。

自分の中に土台がないから、相手の言葉をそのまま受け取ってしまう。

自分はまさにそうだった。

上司との相性が悪くなったとき、
逃げ場がなかった。

自分に何ができるのか分からなかった。
自分の判断に自信がなかった。
だから、耐えるしかないと思っていた。

今振り返ると、そこが本当に危なかった。

実際に自分がメンタルを崩しかけた話は、こちらの記事で詳しく書いています。
新卒3年目で仕事がつらくなった本当の理由【崩壊寸前の実体験】

当時の自分に言うなら「もっと考えて」

もし当時の自分に一言だけ言うなら、
たぶんこう言う。

「もっと考えて」

もっと頑張れ、ではない。
もっと耐えろ、でもない。

もっと考えて。

この仕事は何のためにあるのか。
誰の何を良くするための仕事なのか。
自分はこの仕事で何を判断したのか。
次に同じ仕事をするとき、何を変えられるのか。
この仕事を通して、自分の中に何が残ったのか。

そういうことを、もっと考えるべきだった。

ただ仕事を終わらせるだけではなく、
自分の中に残す意識を持つべきだった。

もちろん、最初から全部はできない。

若手のうちは分からないことだらけだし、
目の前の仕事で精一杯になるのも普通だと思う。

でも、少しだけでも考える癖は作れたはずだ。

仕事を終えたあとに、
「これは何のためだったのか」
と振り返るだけでも違ったと思う。

まずは、自分の仕事を言語化することから始める

いきなり大きく変わる必要はない。

転職しなきゃいけない。
副業を始めなきゃいけない。
資格を取らなきゃいけない。

そうやって焦る前に、まずは今の仕事を言語化した方がいい。

たとえば、1日の終わりにこれだけ書いてみる。

・今日やった仕事は何か
・その仕事は何のためにあったのか
・自分はどこで迷ったのか
・次に同じ仕事をするとき、何を変えるか
・自分の中に少しでも残ったことは何か

これだけでも、仕事の見え方は少し変わる。

「今日も忙しかった」で終わるのか。
「今日はこの判断が難しかった」と残せるのか。

この差は大きい。

自分の仕事を言語化できるようになると、
少しずつ自分の判断軸が見えてくる。

何が苦手なのか。
何が少しできるようになったのか。
どこで止まりやすいのか。
何に不安を感じているのか。

それが分かるだけでも、何も見えない不安は少し薄くなる。

「このままでいいのか」と思ったなら、たぶん無視しない方がいい

「このままでいいのかな」

そう思う瞬間があるなら、
それはたぶん無視しない方がいい。

その不安は、甘えではないと思う。

むしろ、自分の中のどこかが、
「このまま流されるのは危ない」
と気づいているサインかもしれない。

仕事をこなすだけでも、しばらくは何とかなる。
上司に評価されていれば、安心もできる。
毎日が大きく壊れていなければ、問題ないようにも見える。

でも、自分で考えないまま進むと、
壁にぶつかったときに一気に苦しくなる。

だから、まだ大丈夫なうちに考えた方がいい。

自分は何をしているのか。
何を積み上げているのか。
どこに不安があるのか。
このまま働いた先に、どんな自分がいるのか。

答えはすぐ出なくていい。

でも、考え始めることには意味がある。

自分に必要だったのは、
もっと頑張ることではなく、
もっと考えることだった。

今、少しでも「このままでいいのか」と感じているなら、
その違和感は、たぶん大事にした方がいい。

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